レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | 銅90/亜鉛10 |
鋳造年 | 1938年 |
「1銭黄銅貨(カラス)」は1938年(昭和13年)に発行された黄銅貨です。
1937年から日中戦争がはじまると、それまでに発行されていた1銭硬貨は回収されました。回収されたのは軍事的に使用する可能性のあった錫を従来の硬貨が含んでいたからであり、新しく発行されたこの黄銅貨には錫が含まれておりません。
裏面に八咫烏が描かれていることから「カラス一銭黄銅貨」と呼ばれることもあります。コインの直径は23.03ミリ、量目は3.75グラムとなっています。
また、品位は銅が90%、亜鉛が10%でした。銅の含有量が多かったことと、銅も軍事的に用いられることが決まったため、発行期間が1年にも満たないうちに次の硬貨が発行されました。
図案に採用された八咫烏(ヤタガラス)は三本の足を持つ鳥として知られています。神話上で出てくることもあり、神武天皇を助けたとされています。神武天皇の道案内をしたというエピソードから導きの神であると言われています。
現代では日本サッカー協会のマークに使用されており、これには日本のサッカーにおいて1本でも多くのゴールを導くようにという願いが込められています。
戦後の1964年には東京オリンピックが開催されて日本全国がわきましたが、実は戦時中の1940年にも東京でオリンピックが開催されることが決まっていました。
しかし当時の日本は戦時中の非常事態であったため、1938年にその開催権を返上しました。こうして1940年の東京オリンピックは幻となってしまったのです。
「1銭黄銅貨(カラス)」には1枚につきおよそ1円から300円の買取金額がついています。
単年発行でありながらその発行枚数は非常に多いため希少価値はほぼありません。単体での買取りは難しいでしょう。ただ完全未使用であれば300円程度になることがあります。
『1銭黄銅貨(カラス)』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,正確に鑑定できる古銭買取業者
近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。
そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。
古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。
2,高く売るコツは2社以上で査定
近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。
価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。
そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。
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