レア度 | ☆ |
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買取価格 | 額面通り~少し高い |
素材 | アルミニウム |
鋳造年 | 1938年 |
「1銭アルミニウム貨(カラス)」は1938年(昭和13年)から1940年(昭和15年)までのおよそ3年間にわたって発行されていた硬貨です。
日本で初めて発行された純粋なアルミニウム硬貨であり、直径は17.5ミリほどありますが一方で量目はわずか0.9グラムしかありませんでした。
この硬貨のデザインはそれまで発行されていた一銭黄銅貨のものをそのまま流用しており、表面には桜の花と八咫烏(やたがらす)が描かれています。
それまでに発行されていた硬貨に比べてその生産が容易であったため合計で10億枚以上も発行されました。
しかし1940年を過ぎたあたりになると日中戦争はさらに激戦となったため、飛行機の需要が上がりました。飛行機の製造にアルミニウムが使われていたことからこの硬貨の製造も中止され、さらに重量を減らしたものが製造されることとなりました。
この様に日中戦争・第二次世界大戦中の日本は軍需の変動によって頻繁にその材質を変化させることとなり、様々な貨幣が発行されました。
「1銭アルミニウム貨(カラス)」には1枚につきおよそ1円から300円の買取金額がついています。
上記の通り発行枚数は10億枚を超えておりその多さから希少価値は皆無といっていいレベルであり、単体での買取りには対応してもらえないでしょう。
ただ昭和14年銘のものの一部だけ少し高めで数百円の相場になっています。その見分け方は「昭和十四年」の「四」の字のくにがまえの内側の部分がまるでカタカナの「ル」のようになっているものは「ル四」と呼ばれ希少価値が上がっています。
もし使用済みの並品であった場合には業者で売却するよりはネットオークションのほうが良いかもしれません。
『1銭アルミニウム貨(カラス)』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,正確に鑑定できる古銭買取業者
近代銭(銀貨・銅銭等)は様々な種類が発行され、それぞれの製造年度によっても価値が変わります。
そのため一般の中古買取店では価値の高さを鑑定できず、査定額が安くなってしまう可能性があります。
古銭買取業者で正確に鑑定してもらうことで、高額買取りしてくれます。
2,高く売るコツは2社以上で査定
近代銭(銀貨・銅銭等)の買取価格は業者によって差が出ることがあります。
価値の高い硬貨や枚数が多いと金額差はさらに大きく、1万円以上の差が出ることも十分あり得ます。
そのため2社以上の買取業者で査定額を確認することが、高額買取りのコツになります。
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