レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い~お宝級 |
素材 | 銅 |
発行年度 | 859年 |
「饒益神宝」は859年(貞観元年)から870年にかけて鋳造された穴銭です。古代日本で発行されていた皇朝十二銭の一つに数えられており、歴史的に価値の高い古銭の一つと呼べるでしょう。
サイズはその前に発行された長年大宝に比べるとほんの少し小さくなり、直径は19ミリから20ミリほどになっています。サイズが小さくなった分、量目も0.5グラム減って約2グラムの穴銭となりました。
同時期に発行されていた他の穴銭と同様に正方形の穴が開いているのが特徴で、表面には「饒・益・神・寳」の文字が時計回りの回読で書かれています。その一方で裏面は何も書いてありません。
古銭の名前に冠されている「饒益」とは「じょうえき」と読むことで物の豊かさを表しています。
「饒益神宝」には1枚につきおよそ100,000円から数百万円の買取金額がついています。
1000年以上前に鋳造されていた貨幣である関係上、劣化が激しいものが多く、書いてある文字がしっかりと読めるものは少なくなっています。
状態が良くて、なおかつ文字を読めるものをお持ちの場合には数百万円の買取金額になることが予想されます。
発行期間が11年間と大変短く、皇朝十二銭の中でも最も出土数が少なくなっています。皇朝十二銭全体で12000枚ほどの出土がある中で、饒益神宝はわずか70から80枚程度しかありません。
このことからも希少価値が非常に高く、本物であれば多少程度が悪くても100,000円以上の相場は期待できます。
その枚数の少なさから、古銭コレクターには非常に人気が高い1枚となっています。鑑定に持っていく際にはなるべくベテランの鑑定士さんにお願いすると良いかと思われます。
『饒益神宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。