レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銅 |
発行年度 | 銅 |
平安時代の796年に鋳造された隆平(りゅうへい)永宝は、真ん中に四角い穴が開いている丸い形をした小銭です。
現在の硬貨と違って、表に隆平永宝と書かれているだけで、裏には何も模様やデザインは入っていません。
デザインはかなりシンプルに感じますが、その代わり隆平永宝の文字が、小銭によって多少変わっているようです。マニアにはたまらない、なかなか味のあるお金となっています。
隆平永宝は、皇朝十二銭の4番目として発行されました。なかなか聞き慣れない単語ですが、和同開珎もこの一種であると言うと、なんとなく理解出来るのではないでしょうか。
皇朝十二銭が鋳造されるようになった理由はいくつかありますが、奈良に都を移動させる為の膨大なお金を用意出来なかったため、お金の価値を高く見せる為に造られたなどの説が有力です。
お金の価値を高く見せるとは、これを使った方が何倍も良いよということを、世間に知らしめること。
つまりその当時、一般的にはお米や織物などの実用的なものがお金の代わりを果たしていたため、より国家の体制を整えるためにも、統一性のあるお金の制度を作り上げる必要がありました。
皇朝十二銭は、約250年という長い歴史に渡って発行され続けた銅銭なのですが、重さ・質そして大きさまでも低下していったようです。
採れる銅の量が次第に減ってきたこと、当時の技術で扱える銅はほとんど限られていたことが、主な理由となります。
やはりとても古い小銭とあって2万円以上、中には10万円を超える価値が付くこともあります。ただ状態が悪いと1万円前後になることもあります。
傷を付けて価値を下げてしまわないよう、丁寧に扱うことを心がけましょう。
『隆平永宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。