開元通宝
レア度
買取価格少し高い
素材
発行年度621年

開元通宝は、600年代初頭に中国の唐で造られたお金です。

真ん中に穴の空いた、現代でいう5円玉のような形をしているお金で、「開元通宝」という文字が、上→下→右→左の順で書かれています。

決してこの順番で読まなければいけないというわけではなく、時計回りで読んでも同じ意味にはなるそうです。

この漢字の読み方は、昔から大きな論争を起こしてきたようで、今だにどちらが本当に正しい読み方なのか、決着はついていません。

600年代というと、日本でいう飛鳥時代の頃でしょうか。聖徳太子がいた頃というと、どれだけ昔に使われていたお金だったのか想像しやすいと思います。

開元通宝は、唐時代の幕開けと共に造られた穴銭で、いわゆる王朝の力を国民に見せつける重要な役割を果たしていました。

開元通宝の開元とは、新たな王朝が建てられたことを記念する、という意味があります。

庶民も使うお金にこのような意味が込められているのは、新しい時代が始まったことをより実感させることが出来る、有効な手段だったと思います。

日本にも多大な影響を与えた唐は、900年代初めで終わってしまうのですが、開元通宝そのものの影響力は、その後何百年にも渡って諸外国に与えられ続けることになります。

それほど人々に親しまれていた貨幣だったと、言えることが出来ますね。

ただ裏を返せば、長い間使用されていたお金であるためその分現存数も多く、かなり昔に使われていた割には、それほど高値が付くお金ではないようです。

状態の良いもので5,000円以上、平均して2,000円前後、数百円の種類もあります。

ですが、もちろんこれが正確な価値というわけではないので、あくまで目安として捉えておくのがよいでしょう。

『開元通宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。