長年大宝
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材
発行年度848年

「長年大宝」は848年(嘉祥元年)に日本で鋳造された穴銭です。

708年から963年にかけて発行されていた皇朝十二銭の6番目に当たる古銭です。

直径はおよそ20ミリ前後の円形をしており、その中心には正方形の穴が開いています。

また、量目は約2.5グラムで、材質は銅でした。表面には「長・年・大・寳」の四文字が時計回りに記載されており、裏面には無紋となっています。

長年大宝はそれまでに使われていた旧銭貨10枚と交換する事が可能でした。このことから旧銭貨よりも当時は価値が高かったと考えられます。

この古銭が発行された当時は平安時代初期でした。842年には時の天皇だった嵯峨天皇が死去したことによって後継者を誰にするかという問題が生じていました。

その際に候補として挙がったのが当時皇太子だった恒貞親王と、藤原良房の甥であった道康親王でした。恒貞親王の後ろ盾として橘逸勢と伴健岑がいましたが、彼らはこの政争に敗れてしまい、島流しになっていまいました。

こうして勝利した道康親王は皇太子となり、その叔父であった藤原良房はさらにその権力を強める結果となりました。

また、世界史上で見ると5世紀前半にゲルマン人によって作られたとされるフランク王国がヴェルダン条約によって3つに分断されるなど、特にヨーロッパで歴史が動いた年代だと言えるでしょう。

「長年大宝」には1枚につきおよそ15,000円から数十万円の買取金額がついています。

古銭の中でも買取金額の振れ幅が大きくなっているのは、その書体や書かれている文字のサイズによって種類が細分化されるためです。

売却を考えるならば専門の鑑定士の鑑定を受けることが必須の古銭と言えるでしょう。

『長年大宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。