レア度 | ☆ |
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買取価格 | 普通~少し高い |
素材 | 銅 |
発行年度 | 1659年~1685年 |
この古銭は1659年から長崎貿易で使用されていたものです。
当時の日本ではキリスト教の布教とそれに伴う一揆を防ぐために鎖国政策をとっていました。
この政策のもと、中国とオランダの2国とのみ貿易を行っていました。この中・蘭貿易の中で使われていたのがこの古銭です。
この貿易船が使用されることとなった背景としては当時の国際情勢が関係します。
当時中国やベトナムなどのアジア諸国では銅が不足しており、日本で作られていたこの貨幣の需要は高かったと言えます。
オランダはこれらアジア諸国に対して銅を輸出して一儲けしようという狙いもあり、この古銭を欲しがりました。
こうしてオランダに流れた貿易銭は、当時日本との親交がなかったベトナムでも出土した記録が残っています。
当時のベトナムでは主に中国で作られた貨幣が使われていましたが、品質が悪かったので日本の良質な貨幣は大変喜ばれたと言われています。
実はこの当時行われていた「鎖国政策」はこの当時に使われていた言葉ではありませんでした。
ペリーが来航した1853年に初めて幕府の中で使われ始めて広く普及したのは江戸時代末期から明治時代以降と言われています。
つまり、この言葉自体は後世の人が独自に作った言葉であり、当時は鎖国政策という名前の政策はとられていなかったことになります。
この古銭の相場は発行された種類によって大きく分かれます。全部で8種類あり、元豊通寳が最も流通量が多く価値が低いです。
1枚当たり1000円以下とこの時代の古銭の中ではかなり安い金額になっています。一方で熈寧元寳(きねいげんぽう)は希少価値が高く、1枚につき1000円から1万円前後で取引されています。
『長崎貿易銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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