貞享通宝
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い
素材
発行年度1684年

1684年から発行されていた貞享(じょうきょう)通宝です。

試鋳銭のみの銀銭で、家臣への恩賞として使用されていました。そのため数が少なく希少価値が高くなっています。

同硬貨特有の穴の周りを名称の文字が囲むデザインとなっていますが、他の穴銭とは少し違い文字が大きめに施されているのが非常に特徴的な貨幣です。

讖緯説(しんいんせつ)と呼ばれる中国の予言によると、その当時つまり第五代将軍である徳川綱吉が治めていた時代ですが、1684年2月21日に政治に関わるとても大きな出来事が起こるというお告げが出ていました。

その出来事が何か革新的なものであったら良かったのですが、残念なことに予言では悪い出来事として捉えられていたため、そのいわゆる厄を避けようと元号を変え時代ごとに新しくしようという動きが出始めます。

元号の改変と共に出てきたのがこの貞享通宝であり、ある意味一種の厄除けとしての側面を持っていると見なすことが出来ますよね。それを表すかのように、銭の裏には甲子(きのえね)という文字が書かれています。

甲子とは干支のことを指す言葉で、一般的に甲が木の運気、子(=ねずみ)が水の運気を持つとされています。

この二つは非常に相性が良く、縁起物としても捉えられることが多いです。甲子という文字を施すことで、いかに幕府が悪い予言を恐れていたのかを理解することが出来ると思います。

そんな由来がある貞享通宝の買取価格は数十万円程度が見込まれます。販売店でも50万円前後で売られているため、それに近い金額になることもありそうです。

『貞享通宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。