レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 額面通り |
素材 | 1990年 |
発行年度 | 銀 |
この古銭は1890年に帝国議会が開設されて第1回の議会が開催されてから100周年を迎えたことを記念して1990年に発行された5000円銀貨です。
素材は銀合金で、銀が92.5%、銅が残りの7.5%を占めています。量目は15gで、直径は30mmです。硬貨の表面には国会議事堂の正面が、裏面には有翼の獅子が描かれています。
1889年2月11日に大日本帝国憲法が発布され、翌1890年11月29日に施行されました。そして同日に第1回の帝国議会が開催されました。
大日本帝国憲法の下では国会は貴族院と衆議院によって構成されていました。貴族院は概ね現在の参議院に相当します。ただ現在の参議院と大きく異なるのは、議員が公選によって選ばれたものではないということです。
皇族は一定の年齢に達すれば自動的に議員となり、華族は互選により議員となり、その他に内閣が相当と認めた者を天皇が任命するという方法がとられました。
しかし現実には皇族が議員として出席することはありませんでした。また現在の参議院と同様に解散されることはありませんでした。
それに対して衆議院議員は公選によって選ばれました。ただ公選といっても最初のころは一定額以上の直接国税の男性納税者でなければ選挙権も被選挙権も与えられませんでした。
1928年になって納税額によって選挙権や被選挙権が制限されることはなくなりましたが、それでも女性には選挙権も被選挙権も与えられませんでした。
ご存知のように現在では選挙権も被選挙権も納税額にかかわらず一定の年齢に達すれば男性にも女性にも平等に与えられます。100年前からすればとても考えられないことです。
この古銭の現在の取引価格ですが、5,000円前後になります。
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