聖宋元宝
レア度
買取価格普通
素材
発行年度1101年

「聖宋元宝」は1101年に中国・北宋で鋳造された穴銭です。

北宋の八代皇帝であった徽宗(きそう)は1101年から元号を「建中靖国」に変更し、新しい穴銭を発行する事としました。

しかしこの時に発行された穴銭の名称には新しい元号の名前は取り入れられず、聖宋元宝となりました。

8代皇帝の徽宗は政治家としては民衆に重税を課すなど決して評判の良い皇帝ではありませんでした。

しかし文人・画人としての才能は超一流のレベルにあり、宋代を代表する文化人として知られています。

自らの手で独特の書体を創り上げ、絵画面では写実的に描くやり方の一つを完成させました。これらの芸術活動にかかる費用は膨大であり、そのための費用を捻出するために民衆に重税を課したとも言われています。

よって民衆からの支持を得られなかったのも当然と言えるでしょう。こうした政治面での腐敗によって彼の代で北宋は滅亡してしまいました。

一方そのころ日本は平安時代中期から末期を迎えており、白河天皇が退位したのちに白河上皇となって大きな権力を持っていました。

天皇ではなく、上皇という立場になることのメリットは天皇であるがゆえに自らの行動には数々の制限がかけられていましたが、上皇になることによってその制限がなくなることにありました。

天皇としてではなく上皇になってから実権を握る政治手法は院政と呼ばれています。

白河上皇が屋敷の警護や自らの警備として任命していたのが武士であり、彼らはこの時代から徐々に力をつけていくこととなります。

「聖宋元宝」には1枚につきおよそ数十円から数百円の買取金額がついています。

文字が行書体で書かれたものと篆書体のものの2種類が存在しており、それぞれで少しずつ買取金額が異なります。

『聖宋元宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。