神功開宝
レア度☆☆☆
買取価格高い
素材青銅
発行年度765年

この古銭は奈良時代の765年に発行され、そこから約30年間、使われていたものです。

古代日本では奈良時代の初めから平安時代の半ばにかけて12種類の貨幣が発行されました。これらは皇朝十二銭といわれています。この貨幣はその中でも三番目に作られたものです。

これら12種類の貨幣はいずれも中国のものを真似して作られ、貨幣制度の浸透に大きな役目を買うことになりました。

神功開宝は、直径がおよそ25ミリほどの大きさで、重さは4.5グラムでした。

この古銭は様々な場所で出土が確認されており、2016年には北海道の知床半島にあるチャシコツ岬上遺跡から出土しました。

これは当時から律令国家と蝦夷地の中で何らかの交流があった証拠として貴重な資料となっています。これだけではなく、北海道の各地でこの古銭は出土しています。

ただいずれも出土した枚数の少なさから、貨幣としての役割を果たしていたわけではなく、鉄製品の一部として持ち込まれたものではないかという説が有力です。

この古銭の相場はかなり昔のものであったことから比較的高く、1枚当たり20,000円~50,000円前後の相場となっています。

皇朝十二銭であることからもコレクターからの人気は高く、入手しにくい古銭です。

ただ「寳」の「王と尓」が大きい「長刀」なら価値が上がり、また「功」の「力」の部分が「刀」と刻印されている「縮力」は数十万円になります。

『神功開宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。