甲号券 裏猪10円
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材
発行年度1899年

「甲号券 裏猪10円」は1899年(明治32年)10月1日から1939年(昭和14年)3月31日のおよそ40年間にわたって発行されていた紙幣です。

日本は1894年に起こった日清戦争の講和条約である下関条約により多額の賠償金を得ました。このことによって銀本位制から初めて金本位制への移行を行いました。

つまり「甲号券 裏猪10円」はそれまでの貨幣が銀との兌換券であったのに対して金兌換券に変更されました。

サイズは縦が96ミリ、横が159ミリとなっており、図案にはそれまでの10円札と同じく和気清麻呂の肖像画が使用されました。

また、彼を主祭神とする護王神社も加えて描かれるようになりました。また、裏面には猪の絵が描かれました。

猪は和気清麻呂にかかわりの深い動物で、彼がけがをしていて動けなくなっていた時に300頭ほどの猪が彼が乗っていた乗り物ごと目的地であった宇佐八幡まで連れて行ったというエピソードがあります。

宇佐八幡についた時には彼の足のけがはすっかり治っていたと言われています。

紙幣に書かれている記号はもともといろは順の変体仮名で書かれていましたが、発行途中に全ての文字を使い切ってしまったため途中から記号がアラビア数字での表記に変わりました。

「甲号券 裏猪10円」には1枚につきおよそ30,000円から70,000円の買取金額がついています。

和気清麻呂が図案に採用されている紙幣の中でも最高レベルの相場を誇っており、もしお持ちの場合には期待できる1枚です。

また、変体仮名で書かれているからアラビア数字で書かれているかによっても価値が分かれています。

このように同一貨幣でありながら2種類の文字が使われていることは珍しいため、コレクターの間でも人気が高くなっています。

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