レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1899年 |
「甲号券 中央武内5円」は1899年(明治32年)4月1日から1939年(昭和14年)3月31日までのおよそ40年間にわたって発行されていた紙幣です。
紙幣のサイズは縦85ミリの横146ミリとなっており、前年に発行された改造兌換銀行券100円札よりは小さくなりました。
表面と裏面で大きくデザインが異なっており、表面の中央に武内宿禰の肖像画が、その傍らには彼にゆかりのある宇部神社が描かれています。裏面はほぼ英語での表記になっており、兌換の文章が書かれています。
1895年に日本は中国と戦争(日清戦争)を行い、勝利しました。その講和条約が下関で結ばれたことにより、日本は中国から多額の賠償金を得ることができました。
それにより明治政府はかねてからの希望であった金本位制への転換を成功させました。そして、金と交換できる兌換紙幣を発行しました。その際に発行されたのが「甲号券 中央武内5円」でした。
この貨幣は中央に描かれている人物の白ひげが印象的であることから「白ひげ5円」という別名で呼ばれることもあります。
「甲号券 中央武内5円」には1枚につきおよそ50,000円から100,000円の買取金額がついています。
この貨幣の買取金額は通し番号に書かれている文字によって異なっており、変体仮名(万葉)で書かれている場合は50,000円から70,000円の買取金額になります。
一方でアラビア数字で書かれているものは多少希少価値が高くなっているため、70,000円以上になることが多くなり、美品であれば100,000円近い買取金額になります。
通し番号による区別は一見するだけで簡単にできますが、この貨幣には贋作も存在しているので、なるべくプロの鑑定士に価値を判断してもらったほうが良いでしょう。
『甲号券 中央武内5円』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。
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希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。
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