レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 高い |
素材 | 銅 |
鋳造年 | 1864年 |
水戸虎銭は、幕末に現在の茨城県に位置する水戸藩で鋳造された小銭です。
円形の形に真ん中には四角い穴、そしてその穴を取り囲むように虎がデザインされています。裏には昔の漢字で富国強兵と彫られており、水戸藩独特の他とは違った思想が伺い知れるようです。
虎をデザインしているというのも、江戸時代に造られた小銭の中では珍しいのではないでしょうか。
虎という動物界の中でも強い雰囲気を表すかのように、勇ましく吠えている姿で描かれています。
この小銭は苦しかった財政状況をどうにか打破するために、貨幣の鋳造が始められたことを記念して造られたとされており、一般的に薪銭(まきせん)と呼ばれる形で人々にばら撒かれていました。
漢字だけ見ると想像しにくいですが、簡単に言うとお金持ちが周囲に向かってありったけのお金をばら撒く場面を想像してみてください。
そんな感じのイメージで、撒かれていた小銭のようです。何ともバブルな感じですね。
水戸虎銭の買取金額は10,000円ほどですが、美品になれば10万円近くに上がることもあります。希少価値は飛び抜けて高いというわけではないですが、それなりによい値段が付くようですね。
ただ100年以上前に発行されたとあって、買取に出す前に汚れや痛みには十分な注意を払ってください。これまでたくさんの人達の手に渡ってきた可能性も高いので、必ず美品であるとは限らないからです。
水戸藩は幕末において、ある意味かなり重要な役割を果たした藩でありました。
と言うのも幕末にさしかかると藩内では様々な対立が起こるのですが、それがあの有名な桜田門外の変を起こしたり、その他大きな乱を2つも引き起こしたりと、歴史的に見ても大きな爪痕を残したためです。
どれも喜ばしい出来事ではないですが、水戸藩の名を全国に行き渡らせた一つときっかけであったと言えます。
『水戸虎銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。