レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い |
素材 | 金84.29% |
発行年度 | 1714年 |
江戸時代中期の1714年、宝永小判に次ぐ第4番目の小判として流通したのが、正徳小判です。
宝永小判、そしてその前の元禄小判は、金が不足したことによる質の低下が常に問題視され続けてきました。
貨幣制度を全国で統一する、これが江戸時代を開いた徳川家康の、最も重要視した政策の一つでした。
ですので、小判の質が下がる=幕府の権威も弱くなることに、繋がりかねないですよね。そんなことはあってはならないと、危機を唱えたのが、朱子学者としても知られる新井白石です。
新井は、第6代そして第7代将軍に立て続けに仕えた、影の権力者とも言うべき人物でしょう。
前述した通り、幕府の威信が低下することに危機感を抱いた新井は、それでは小判に含まれる金の量を、一番初めに造られ評判も良かった、慶長小判と同じくらいに戻せばよい、と提案します。
小判の質を上げることで、世間に出回る質の悪いお金の量は減らすことに成功したのですが、それを一気に行ってしまったため、物の値段が異様に下がってしまう、デフレーションという現象に悩まされることになってしまいます。
デフレーション略してデフレは、簡単に言えば人々が欲しい量よりも、市場に出回る量が多くなってしまうこと。これにより、需要<供給となって物の価格が下がります。 さらに、慶長小判に近づけるべく造られた正徳小判でしたが、実際には慶長小判よりもやや質が低下したものであったため不評が相次ぎ、開始後わずか4ヶ月で鋳造停止になってしまいました。 ですが、4ヶ月という短い期間でしか造られなかったので、現代においてその希少価値はとても高く評価されています。 買取価格は100万円~180万円になります。
『正徳小判』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,プロの古銭鑑定士に査定してもらう
金の塊である小判は非常に高価で希少価値が高いです。
普通の中古買取店が扱えるような古銭ではなく、もし査定に出すと大損する可能性があります。
プロの古銭鑑定士に査定してもらうのが一番です。
2,高く売るなら2社以上で査定
査定額は古銭鑑定士のいる買取業者によっても金額差があります。
特に小判のような非常に高額な古銭だと、数万円~数十万円の差がつくことはよくあります。
そのため2社以上で査定をして高い業者に売るのがおすすめです。
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