レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い |
素材 | 金85.69% |
発行年度 | 1714年 |
正徳一分判金は、正徳4年(1714年)に作られた一分判金になります。
そもそも一分判金は、江戸期に発行されたもので、短冊の形をしている小さなサイズの金貨です。
一分判金に加えて二分判金もあります。一分判金は当時の小判の4分の1の金額に値し、現在の貨幣価値に変換すると、2万円くらいと言われています。
この2つの違いとしては、金と銀の含まれている量が関係し、二分判金は金よりも銀の方がたくさん含まれ、補助通貨として用いられていたと考えられます。
一分半金は古銭の中でも非常に珍しく、価値がとても高いとされています。古銭の状態にもよりますが、物の状態が良いと値打ちもあがります。
正徳一分判金が発行された経緯は、朱子学者の新井白石がそれまで金品位を落とした金貨の影響でインフレが起きていたことから、金品位を慶長期のように高めることを提案したことがきっかけです。
また金品位の落ちた金貨の発行は、幕府の権威を下げてしまうことも力説しました。
そこで慶長一分判金のような高品位の正徳一分判金が鋳造されます。しかし流通後、慶長一分判金より1%程度金品位が劣ることが広まり、結局4か月程度で新たな一分判金に吹替えをすることになりました。
正徳一分判金は、金の数値は857、銀の数値は143となっています。純金度もとても高くK20くらいです。重さは4.43gで、見た目は慶長一分金に類似しています。
使用期間が短かったため、価値が非常に高くなっているのが特徴です。
買取価格は500,000円前後になります。 状態がよければそれ以上になる可能性もあります。
古銭は酸化したり、皮脂がつくと色が変色するので、見つけた場合は素手で触らず、しっかりと手袋をし、汚れを軽くふき取ってから密閉状態で保管をするといいでしょう。
価値を下げないよう、ピカピカになるまで磨いたり、水等で洗うことはおすすめしません。
『正徳一分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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