明治通宝20銭
レア度☆☆☆
買取価格少し高い~高い
素材
発行年度1872年

「明治通宝20銭」は1872年から1899年までのおよそ27年間にわたって発行されていた貨幣です。

同じ貨幣の「10銭」と同じサイズであり、縦が87ミリ・横が53ミリとなっています。ドイツのみでおよそ4500万枚が製造され、日本に持ち込まれました。なお日本国内での製造は行われませんでした。

江戸時代までの日本では東日本と西日本で違う通貨が用いられていました。特に東日本では小判を中心とした金、西日本の商人たちは丁銀などを中心とした金を主に用いていました。

国内で2種類の価値の異なるものが使われていることに対して明治政府はこれを統一する計画を立てました。

こうして発行されたのが明治時代初期の「太政官札」などでした。しかしこれは様々な機関が発行してしまったために市場におけるさらに混乱を招きました。

それに加えてこれらの貨幣には偽札が多く出回っており、その種類の多さから本物の貨幣と偽物の貨幣を見分けるのが難しい状態にありました。

これらの問題を一掃するためにいったん太政官札などの紙幣をすべて廃止したうえで、新しい「明治通宝」が発行されることになったのです。それと同時に、貨幣の単位を10進法の「円」で統一しました。

「明治通宝20銭」には1枚につきおよそ2,000円から10,000円の買取金額がついています。

その額面の小ささから使い勝手が良く、その発行枚数は明治通宝の中でも非常に多くなっています。そのため1枚当たりの相場は他の額面に比べて低くなっています。

ドイツのみで製造された都合上、現存しているもので美品以上のものは非常に数が少ないためもし発見できればおよそ10,000円の買取金額を期待できると言えるでしょう。

『明治通宝20銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

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