レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | お宝級 |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1872年 |
明治政府誕生から数年後、紙幣は太政官札や江戸期の藩札が乱立していたため、政府は新たに統一紙幣を発行することを決定します。
日本には印刷技術がなかったためドイツに依頼し、1872年に明治通宝が発行されました。発行枚数は24,330枚です。
ドイツで発行されたことで、使用された洋紙が日本の風土に合わずに紙幣が傷みやすくなってしまい、現存数が少なくなっています。
特にこの100円は発行枚数自体が少ないので、ほとんど残っていないと言われています。
当時の明治政府には紙幣を満足に発行する技術が無く、ドイツから紙幣の発行についての打診があり、ドイツのドンドルフ・ナウマンシャに紙幣の印刷を依頼しました。
元々はイギリスに発注される予定ではありました、ドイツから技術移転も可能だと打診を受け結局ドイツに依頼しました。
ただ、ドイツに依頼した紙幣にも問題がありました。偽造防止に甘い部分があったため、明治政府は流通させる前に手を加える必要がありました。
このころは様々な紙幣が流通しており、早急な統一紙幣への変更が望まれていた時期となります。
また、偽造の紙幣も大量に流通していました。これは、政府紙幣への信頼を損なうものであり、何よりもまた明治政府の確固たる地位を築くためにも早急な対応が必要でした。
それまで日本国内のあちこちで発行されていた紙幣はサイズにも違いがありました。明治通宝100円のサイズは159×107mmとなり、現在の紙幣とは異なり、縦長の紙幣となっております。
もしもこの紙幣を所持している場合、あまりに高額になるため正確な買取価格はわかりませんが、数百万円や数千万円になると考えられています。
現存数が非常に少なく、10枚位しか無いのではないかとも思われている、100年以上も昔の紙幣です。
購入するとなると非常に高価であり、出回る事もまずありませんので、手に入れる事は難しいと言わざるを得ません。
政府は新通貨単位「円」を積極的に導入する事を目指し、また国内の紙幣の統一を図るためにこの紙幣の発行を決めました。
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