レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1872年 |
「明治通宝10円」は明治時代の1872年から1899年の期間に発行された旧紙幣です。
同じ時代に発行された100円紙幣、50円紙幣に比べるとやや小さいサイズなのが特徴です。
ドイツ、日本の両国で発行されており、日本でおよそ154万枚、ドイツで114万枚製造されました。発行枚数のほうも他の額面の紙幣と比べると多いため、その価値はそこまで高くはありません。
明治時代の初期には貨幣面でなく様々な面で改革が行われました。特に税制の面では「地租改正」が行われました。
地租改正では国民が持っている土地のすべてにその価値を決めました。この価値を「地価」と呼び、その地価の3%を税として納めるように変更を行いました。
江戸時代までの税制ではその年に収穫した量に応じて税率を変えていました。これによりたくさん収穫できた時には多くの年貢を納めることになり、逆に飢饉などであまり収穫できなかった場合には年貢を減らすという対応をしていました。
しかし、その制度下では飢饉が数年続いてしまった場合に十分な年貢を取り立てることができなくなってしまい、財政が安定しないことがありました。
この問題を解決するために、地価の3%という固定税率で税金を取り立てることによって財政を安定させようとしたのです。
このように明治時代には貨幣改革だけでなく財政や法律など近代的な制度が一斉に整備されたのです。
「明治通宝10円」は1枚につき5万円~15万円前後の買取金額になっています。
相場が大きく変動する貨幣で、ドイツで発行されたものは日本の気候だと劣化が激しくなりやすいためより価値が高くなります。
買い取りにのぞむ場合にはどちらの国で発行されたかを確認しておくことがおすすめされます。
『明治通宝10円』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
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