レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1872年 |
「明治通宝半円」は1872年から1899年までの17年間にわたって発行されていた紙幣です。
そのサイズは縦が89ミリ、横が53ミリであり小型の紙幣という事が出来るでしょう。同時に発行された20銭、10銭の額面を持つものとほぼ同様のサイズであったことから額面の部分のみ変更を施した偽札が横行しました。
明治時代初期には廃藩置県や版籍奉還、地租改正といった様々な政策が行われ、多額の資金を必要としていました。そのため明治政府の財政は決して楽なものではありませんでした。
そのような状況の中、四民平等として帯刀を禁止されていた武士に対しては給料(家禄)を支払っていました。
もともと武士には国に一大事が起こったときの武力という役割が課されていましたが、1873年に徴兵令が発布されると旧武士だけでなくそのほかの身分の者も兵隊としての訓練を受ける事となりました。
この政策によって武士の存在意義がさらに薄れてしまい、ついに武士の給料として支払われていた家禄が廃止されることとなります。
この政策は藩主や上級武士には優遇措置を与えましたが、下級武士には厳しいものになったため、明治政府への不満が募ることになりました。
「明治通宝半円」には1枚につきおよそ数千円から25,000円程度の買取金額がついています。
1円の額面を持つものと比較すると発行枚数はおよそ半分に減っています。その関係上買取金額はその額面の低さに反して高いものになっています。
製作のすべてがドイツで行われ、洋紙を原料にしていた関係上日本に持ち込まれてからの劣化が激しく状態の良いものはほとんど存在していません。もし発見できた場合には思いもよらない高額の相場がつくことが期待できるでしょう。
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