明和南鐐二朱銀
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
素材銀97.8%
発行年度1772年

「明和南鐐二朱銀」は1772年(明和9年)から1824年(文政7年)にかけて鋳造されていた古銭です。

田沼意次の行った改革の一環として作られたもので、五匁銀に引き続いて作られました。

金銀を秤量貨幣から計数貨幣に変えるべく発行されていましたが、五匁銀は銀の含有量が少なかったために流通しませんでした。

その反省を生かしてこちらの古銭は銀と銅の比率が銀97:銅3となっており、非常に銀の純度が高くなっています。

比率だけで見ると50%分の増加を見せています。量目は10.19グラムと五匁銀よりは軽量になっていますが、実質的な銀含有量では勝っています。
当時は明和南鐐二朱銀8枚で1両小判と交換する事が可能で、秤量貨幣だった銀を計数貨幣に変えることに成功しました。

この古銭が鋳造された時代に政治の実権を持っていた田沼意次は重商主義政策をとっており、株仲間を奨励するなど全国の金回りをよくする政策を数多く実行しました。

彼は鎖国についても言及しており、外国との自由貿易をすることによって経済がスムーズに回るのではないかとの指摘もしました。

こうした重商主義政策のためか田沼意次の時代にはワイロが横行し、賄賂政治と呼ばれることもしばしばありました。

「明和南鐐二朱銀」には1枚につきおよそ10,000円から15,000円の買取金額がついています。

約200年前に発行されたものだということもあり希少価値が高く、大陸で製作された偽物も数多く存在しています。

そのため売却する前には専門の鑑定士に見てもらうことが必須となっています。

逆に購入する場合においてもネットオークションなどで落札する場合には偽物をつかまされてしまうリスクが高くなるので極力専門店で購入する事がおすすめされます。

『明和南鐐二朱銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。