レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 金90% |
発行年度 | 1871年(明治4年)~1880年(明治13年) |
旧2円金貨は明治4年に公布された「新貨条例」に基づいて発行されました。直径17.484mm、量目3.3333g。1876年(明治9年)〜1880年(明治13年)は小型化され直径16.969mm、量目3.3333gとなります。
旧2円金貨は発行は1871年(明治4年)ですが、小型化されるまでは明治3年銘(1870年)となっています。
表面に意匠として彫られている図柄は天皇を象徴している龍です。裏面には菊紋が見受けられます。加納夏雄という人物がデザインしました。
旧1円金貨が途中で小型化されたのと同じく、旧2円金貨も1876年(明治9年)に直径16.969mmへ小型化されます。
しかしこの小型の旧2円金貨は307枚しか発行されておらず、現存数はほとんどない状態となっています。見つかれば買取価格は数百万円など非常に高くなります。1番高く値段がついた1800年の旧2円金貨はおよそ2,000万円で売買されました。
つまり現存の旧2円金貨のほとんどは、明治3年銘となっています。
旧2円金貨(明治3年銘)の買取価格は100,000円~となっています。
図案をデザインした加納夏雄は金工師であり、幼少から刀の装飾物である柄などに魅せられ、見よう見まねで、たがねを握ります。19歳の時には金工師になり、6年間江戸に拠点を置き、金工に心血を注ぎます。
なお、この人物はたがねを斜めにして彫る片切彫を得手としていました。
1869年になると、新しい政府より新貨幣の元をつくるように頼まれ、門下生と一緒に造りました。最初はイギリスに極印をつくってもらうように頼む予定でしたが、見本の完成度があまりにも高いので、依頼する必要はないと頼んだ人物に言われるほど、凝った造形を貨幣に施していました。
1876年になると、廃刀令が政府より施行されます。刀鍛冶職人などは廃業するところが多かったのですが、それでも加納へ、嗜好品であるたばこ入れなどのオーダーがひっきりなしに来たそうです。
また、その精巧で微細、上品な作品は海外でも人気で、加納の名前は世界中で有名になりました。
『旧2円金貨』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,古銭専門買取業者なら正確に査定できる
近代金貨は明治時代に発行された金貨で、価値が高いのはもちろん、発行年度によって買取価格が大幅にアップする特徴があります。
もし一般的な総合買取ショップに依頼してしまうとこのような高い価値をつけてもらえない可能性があります。
しかし専門の古銭買取業者に依頼すれば、正確な査定額を出すことができます。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
近代金貨は非常に高価なため、買取業者による査定額の差も大きくなります。
特に旧10円金貨、旧20円金貨などは美品判定の違いで10万円、レアな発行年だと数十万円変わることもあります。
なるべく多くの買取業者で査定をするのが損をしないコツになります。
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