旧国立銀行券
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材
発行年度1871年

「旧国立銀行券」は1873年8月20日から1899年12月31日の間に発行された兌換紙幣です。
<寸法>80mm×190mm
<額面>1円、2円、5円、10円、20円

明治通宝は政府紙幣でしたが、1872年(明治5年)に国立銀行条例が制定され4行の銀行を設立して銀行券を発行させることになりました。兌換紙幣が条件となっていて金貨に交換できる紙幣がこの旧国立銀行券です。

紙幣の表面には雅楽が演奏されている姿が、裏面には神功皇后が描かれているものや、元寇が描かれているものがあります。額面による大まかなつくりの違いはありませんが図案として採用されているものは多少異なっています。

1円の額面の図案に採用された元寇は鎌倉時代中期にモンゴル帝国が日本に攻めてきた事件です。

この元寇のきっかけを作った人物として知られているのがマルコ・ポーロです。彼は自らの著書「東方見聞録」の中で日本のことを黄金の国であると紹介しました。

日本にある宮殿は金で覆われているといった内容や、その床も金でできているといった記述があり、これは当時の日本の状況とは全く異なるものでした。

こうした内容に興味を持ったフビライ・ハンは日本への遠征を決めたと言われています。本来であれば元寇は成功したと言われているほどに戦力に差はありましたが、運悪く台風に見舞われ、それは失敗に終わりました。

このことから日本では「神風」という言葉が生まれました。

「旧国立銀行券」はその額面によって価値が大きく変動します。額面が低ければ低いほど大量の紙幣が発行されており、額面が高くなればなるほどその流通量は少なくなっています。

額面が1円、2円のものは5万円以上、5円のものは20万円以上の買取金額がついています。

額面の大きい10円や20円のものになれば現存しているもので市場に出回ることはほぼなく、数十万円から数百万円という超高額の買取金額になることもあります。

『旧国立銀行券』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

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