レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1885年 |
「旧兌換銀行券 大黒札」は1885年から1939年に発行された貨幣です。<寸法>93mm×156mm、<額面>1円、5円、10円、100円。
西南戦争が終わった直後の経済状態を解決するために発行された貨幣であり、日本史では「松方財政」と呼ばれる政策の一つとして知られています。
いずれの額面のものも貨幣の裏面には大黒天が描かれている点で共通しています。
1877年に西郷隆盛を中心とした西南戦争が起こり、明治政府はこれの鎮圧に成功しました。
しかし、その際に使った軍事費は膨大なものだったため、この資金を調達するために政府は大量の不換貨幣(金や銀と交換できない紙幣)を発行しました。
大量の紙幣を発行した結果、町中の至る所に貨幣が出回ることになり、その価値は大きく下落しました。貨幣の価値が下がることにより、物の値段が上がるインフレーションが発生してしまいます。
政府はこのインフレーションをおさめるために銀と交換できる新たな貨幣を発行する事とし、この貨幣が発行されたのです。
この時には現在「日銀」として広く知られている日本銀行が設立されました。
「旧兌換銀行券 大黒札」は額面によってその希少価値が大きく異なっているため、買取金額も大きく変動します。
1円札はおよそ10,000円程度、5円と10円札はおよそ100,000円程度の買取金額がついています。
1円札は現在も使うことができる貨幣ですが、そのまま使ってしまうにはあまりにもったいない貨幣と言えます。
額面が100円のものになるとその流通枚数の少なさから現存するものはほとんどなく、数百万円以上の買取金額がつくこともあります。
また、その保存状態によっても買取金額は大きく変化するため、専門家による鑑定が必須の貨幣となっています。
『旧兌換銀行券 大黒札』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。
特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。
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