文政豆板銀
レア度☆☆☆☆
買取価格少し高い~非常に高い
素材銀36%
発行年度1820年

「文政豆板銀」は1820年から鋳造が開始され、1837年まで発行されていた貨幣です。

文政丁銀と同じく極印には草書体の「文」の文字が採用されているのが特徴です。当時の幕府が財政難に陥っていたことからその品位を下げる形で発行されました。

文政年間には列強が日本に近づいてきており、開国の予感を感じさせる期間でした。

国内ではオランダ商館員であったシーボルトが伊能忠敬が制作した日本地図が無断で海外に持ち出そうとする事件が起こりました。(シーボルト事件)

この事件によってシーボルトは日本を永久追放されることとなり、彼に日本地図を渡した当時の天文方・高橋景保は処罰され、獄中でなくなりました。

日本のことを非常に好いていた彼でしたが、国外追放を命じられたため戻ってくることは出来ませんでした。しかし1858年に日米修好通商条約が結ばれるとこの追放は解除されることとなり、彼は再び息子とともに来日しました。

最終的に彼は幕府の外交顧問を務めています。

また、この貨幣が発行されていた期間の後半に当たる天保期には水野忠邦が天保の改革を行いました。

「文政豆板銀」には1枚につきおよそ3,000円から200,000円の買取金額がついています。

その買取金額は豆板銀の種類によって異なっており、「寶」の文字を囲むようにして「文」という極印がある場合には数千円と最も安くなっています。

その一方で大文字で「文」という文字または「寶」という文字が刻まれている場合には200,000円近い買取金額になることがあります。

そのほかにもいくつかの分類があるため、必ず専門の業者に持って行ってご自身が持っているのはどの種類なのかを鑑定してもらうと良いでしょう。

『文政豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。