文政小判
レア度☆☆☆☆
買取価格高い
素材金56.41%
発行年度1819年

文政小判は、1819年から1842年までの約23年間、江戸の世に出回った小判です。

江戸時代に造られた小判は、全部で10種類あるのですが、文政小判はそのうち、7番目に造られたものでした。

その前に造られた元文小判は、金の量を減らしあえて小判の質を落とすことで、多くの量を鋳造することに成功。そのおかげで上手く世の中も回り始め、景気もどんどん回復しました。

これで気を良くしたのか、幕府は様々な活動に費用を費やしていくようになり、気づけばまたお金が足りない、という事態に陥ってしまいます。

さらに、前の元文小判は約90年にも渡って使われてい小判なので、傷みも想像以上に激しくなっていました。

そこで、心機一転するために造られたのが文政小判です。

古くなった元文小判と、新しい文政小判を交換していく形で、新しい小判への移行を図ったのですが、文政小判もそれほど品質の良いものではなく、なんと江戸時代に鋳造された小判の中で、金の量が一番少ない小判になってしまいます。

これまでの経験上、小判の質を下げるとお米などの物価が異様に上がるのが問題だったのですが、文政小判が造られた時期は、ちょうど天候も良い日が多く続き、食べ物も豊富に取れたので、運良く価格の高騰に悩まされずにすんだようです。

質がそれほど良くないため、買取価格は8万円~15万円と低めになっています。

しかし良い値段が付く文政小判もあります。それは製造場である金座が年賀の祝儀として江戸幕府に献上するために特別に鋳造された献上判になります。

献上判は丁寧に作られているためゴザ目がきめ細やかでとても美しい小判になっています。一般流通用とは見た目も枚数も異なるため価値が高いのです。

献上判であれば買取価格は70万円などになります。

『文政小判』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,プロの古銭鑑定士に査定してもらう

金の塊である小判は非常に高価で希少価値が高いです。

普通の中古買取店が扱えるような古銭ではなく、もし査定に出すと大損する可能性があります。

プロの古銭鑑定士に査定してもらうのが一番です。

2,高く売るなら2社以上で査定

査定額は古銭鑑定士のいる買取業者によっても金額差があります。

特に小判のような非常に高額な古銭だと、数万円~数十万円の差がつくことはよくあります。

そのため2社以上で査定をして高い業者に売るのがおすすめです。

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