文政南鐐一朱銀
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
素材銀98.95%
発行年度1829年

「文政南鐐一朱銀」は1829年(文政12年)から1837年(天保8年)にかけて鋳造されていた古銭です。

1824年から鋳造が始まっていた文政南鐐二朱銀の半分の価値を持っている古銭であり、これが16枚集まることで金1両分とみなされていました。

しかしながら量目は2.62グラムと二朱銀の半分以下となっており、幕府の改鋳利益のために作られていたと言われています。

貨幣の面積が従来のものに比べると小さいため、良質な銀を表す「南鐐」という文字の記載がありません。

これが鋳造される前には文政一朱判が発行されていましたがこちらは金品位が非常に低く、およそ12%しか含まれていませんでした。そのため民衆からの評判は最悪で、ほとんど流通することはありませんでした。

これを知った幕府は改めて銀を素材とした文政南鐐一朱銀を鋳造することにしたのです。

「文政南鐐一朱銀」には1枚につきおよそ2,000円から5,000円の買取金額がついています。

江戸時代に発行された一朱銀は3種類ありますが、これが最も銀含有率が高い(98.95%)ため、その買取金額も最も高いものになっています。

状態の良い極美品であればインターネットオークションで高く売れることもありますが、専門の業者を通すことで安心・安全に売却ができるため安定した買取価格で売りたい場合にはそちらがおすすめです。

表面と裏面の刻印が逆に打たれているタイプのものは特に「逆打」と呼ばれその希少価値は跳ね上がります。こちらをお持ちの場合には100000円から150,000円という非常に高額な買取金額になることが期待されます。

『文政南鐐一朱銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

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