レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い |
素材 | 金56.3% |
発行年度 | 1818~1828年 |
この文政二分判金(真文二分半)は江戸時代の文政(1818年~1828年の10年間)に作られた物で、約2㎝くらい、重さは6g~7g程になります。
江戸時代後半は元文一分判金と元文小判が長い期間使用されましたが、ようやく改鋳となりました。
この文政期には二分判金に加え、二朱金、一朱金、一朱銀、一分銀など様々な貨幣の種類が登場します。
文政二分判金(真文二分半)の裏面には『文』という文字が打たれていることもあり、真字二分金と言われたりもしています。江戸時代で初めて作られた二分判金です。
金と銀の割合はさほど変わりはありませんが、若干金の方が割合が多いようです。半分以上は銀ではなく、一応金で作られています。
なぜ金の割合が他の古銭と比べて少ないかというと、徳川家の11代目で起きた財政難も関係していたようで、少しでも財政を回復させるために、割合を低くしたようです。
この古銭は、元年の4月から作られ始め、80年以上も出回っていた元文小判を集めるための補助として出された物でもありました。
やはり長い期間出回っていると、その分損傷も酷くなっていたのだと思われます。こちらの古銭も長い期間、世に出回っていましたが、天保6年には利用ができなくなりました。
文政二分判金(真文二分半)の取引価格としては50,000円前後です。
もちろん状態によって価格も左右されます。この貨幣は、『文』の文字が打たれていることもあり、同じものが打たれている草文二分判金と比較されることが多いですが、文政二分判金の方が価値が高いと評価されています。
また表と裏で上下向きが反対になっている『逆打ち』というものがあると、価値も倍以上に跳ね上がり10万円以上が期待できそうです。
『文政二分判金(真文二分半)』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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