レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 高い |
素材 | 金56.4% |
発行年度 | 1819年~1829年 |
文政一分判金は江戸の文政2年(1819年)~文政12年(1829年)頃に使用された金貨です。文政二分判金(真文二分半)に続いて発行されました。
当時は徳川家の時代で最も最悪と言われるほど、財政難だったこともあり、金の割合が多いはずの古銭でも、この一分判金は金と銀の比率がさほど変わらないものとなっています。少しでも財政難を回避する目的がありました。
この古銭は一分判金と呼ばれるのが通常ですが、『一歩判』や、『壹分判金(一分判金と読み方は同じ)』、『草文一分』など、別の呼び名で呼ばれている場合があります。
『草文一分』と呼ばれているのにも理由があります。
他の文政期の小判と同様、『文』という文字が打ってあるのですが、この時代印と呼ばれるものが字画の省略をした草書体になっているためです。
草書体はそれぞれの文字が独特で個性的なので、この文政一分判金の『文』も「文」とは読めないような書き方になっています。
この文政一分判金の重さは大体3g~4gくらいで、大きさもさほど大きくなく、長方形をした、指の腹に乗るくらいのサイズです。
江戸の古銭の中で、現存数が多いのも特徴です。買取価格は数千円~15,000円になります。
これだと価値が低いのでは?と思われがちですが、実際はそんなことはなく、これが美品であったり、逆打ちといって、逆さまに文字が打たれていたりすると、価値は倍以上になったりもします。
また、もっと価値を高くしたいのであれば、古銭を1枚ずつ売るのではなく、数枚あるのであれば、それを一緒に買い取ってもらうという方法もあります。
『文政一分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。