【政府紙幣靖国神社50銭】の買取価格、相場と詳細について

「政府紙幣靖国神社50銭」は1942年（昭和17年）12月8日から1948年（昭和23年）のおよそ6年間にわたって製造・発行されていた紙幣です。

20銭の額面を持つものが1938年に先立って発行されており、その紙幣の50銭バージョンがこちらの紙幣になります。

紙幣の表面には現在戦争で亡くなった方々を祀っているとされる靖国神社と桜の花が、裏面には高千穂峰がそれぞれ描かれています。
サイズは縦が65ミリ、横が105ミリとなっていて、全部で約12億枚発行されました。

当時日本がアメリカに対して真珠湾攻撃を仕掛けたことから太平洋戦争に突入し、日本銀行は紙幣や軍用手形をさらに増刷することを求められました。

この非常事態に対して政府は民間の銀行に印刷を依頼して紙幣を発行する事となります。こうして生まれたのが「政府紙幣靖国神社50銭」でした。

この紙幣は大きく前期・後期に分けることができ、前期は終戦までに発行されたもの、後期は終戦後にGHQの指導のもと発行されたものになります。

図案に大きな変化はありませんが、後期のものは印刷の簡略化が行われました。

また、前期のものは国の表記が「大日本帝国」になっているのに対して後期のものは「日本帝国」に変更されました。

「政府紙幣靖国神社50銭」には1枚につきおよそ100円から3,000円前後の買取金額がついています。

アンティークとしての価値はほぼないに等しいですが、エラー紙幣など一部のものには一定の価値があるため買取金額には多少の幅があります。

エラー紙幣かどうかを見分けるのはコレクターであってもなかなか難しいので専門の業者に見てもらって価値を判断するのがよろしいでしょう。

『政府紙幣靖国神社50銭』を損せず高額買取してもらう方法とは？

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

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