政府紙幣 板垣退助50銭
レア度
買取価格額面通り~少し高い
素材
発行年度1948年~1953年

この紙幣は政府紙幣として1948年に発行された50銭小額紙幣で、そのモチーフとして板垣退助が描かれています。

政府紙幣という言葉自体我々には聞きなれない言葉です。われわれが現在使っているのが日本銀行券で、日本銀行が発行したものになります。

それに対して政府紙幣というのは政府が、景気などを調整するために発行する紙幣になります。

この時代の政府紙幣は戦後の貧しい時代の中で、金属が不足していたために硬貨が発行できない状態になってしまったため紙幣が発行されたと言われています。

紙質に関しても、現在の紙幣に比べると品質はほど遠く、現存していても傷んでいるものが多いです。

モチーフとなっているのは表面の板垣退助ですが、自由民権運動の主導者としても有名な人物です。

彼の遺言として広く知られている「板垣退助が死んでも自由民権運動の流れは死ぬことはない」という意味の言葉ですが、実はこの言葉は彼の晩年に言われた言葉ではありません。

実は彼がなくなる45年ほど前の演説中、暴漢に襲われた際に彼が言った言葉がアレンジされたものです。

この襲われたときのけがも命にかかわるものでは全くなく、この怪我の療養の後再度自由民権運動へと身を投じることになりました。

彼はのちに大隈重信内閣の時に内務大臣として入閣することになりますが、内部での争いが絶えずすぐに辞職してしまいました。

この当時の板垣退助の行動は民衆に問題視され、多くの新聞や画家によって風刺されることとなりました。

このように彼は自由民権運動の英雄であると同時に風刺されることも多い政治家でした。

政府紙幣 板垣退助50銭の買取価格は印刷局によって多少異なります。印刷局を示す部分は紙幣番号の下2桁です。

「12」(印刷局 滝野川)であれば数百円、「17」(帝国印刷 芝)は200円程度、残りは50円程度となります。

『政府紙幣 板垣退助50銭』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,専門の古銭買取業者に査定してもらう

旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。

しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。

旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。

2,損をせずに売るなら2社以上で査定

希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。

特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。