レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1881年 |
「改造紙幣 神功皇后」は1881年から1899年の間に発行された貨幣です。<寸法>77mm×131mm、<額面>1円、5円、10円。
日本で初めて肖像画が描かれた貨幣であり、図案には神功皇后が描かれています。「改造」という名前がついていますがそれまでに発行されていた貨幣を改良したものではなく、代わりに新たに発行されたものになります。
この貨幣が発行される以前に流通していた貨幣は「明治通宝」でした。しかし明治通宝は偽札が多く出回ってしまうという問題をはらんでいるとともに、外国で製造された貨幣であるために日本の気候には適応しておらず、劣化が激しいという問題も抱えていました。
この二つの問題を解消すべく作られたのが「改造紙幣 神功皇后」でした。
まずは偽札が多く出回っているという状況を改善するために偽物が作れないように肖像画をすべての貨幣に記載しました。
現在流通している貨幣にも偉人が描かれていますが、これは偽造防止の一環として始められたものなのです。
加えて紙質があっていないという問題を解決するために紙幣の原料として和紙を作る際に用いる「みつまた」を使うようにしました。これによって和紙と同様に耐久性をアップさせました。
図案として採用された神功皇后は日本書紀に登場する人物で、朝鮮半島を三韓征伐によって統治下に収めたと言われている人物です。
現在は近代以降の偉人を図案に用いることが多いですが、明治時代に発行された貨幣にはこのように古代の人物や伝説上の人物を図案とする例が多々ありました。
「改造紙幣 神功皇后」はその額面によって買取金額に大きな変化があります。
一般的にはその額面が高いほど買取金額も高くなる傾向があり、1円札は10,000円程度、5円札は80,000円程度、10円札は100,000円程度という買取金額がついています。
『改造紙幣 神功皇后』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
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