レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~高い |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1882年 |
「改造紙幣 大蔵卿」は1882年2月(明治15年)から1899年12月31日(明治32年)の約17年間にわたって発行されていた紙幣です。
額面は50銭と20銭の2種類が存在しており、それぞれサイズは50銭のものが縦65ミリ・横101ミリ、20銭のものが 縦59ミリ、横93ミリとなっています。
「改造紙幣」と名前がついていますが、偽札ではなく政府が発行した紙幣です。
明治時代に入ってから発行された明治通宝はその多くがドイツで発行されていた関係上、洋紙を原料として作られていました。
しかし洋紙は国内で流通していく過程で非常に傷みやすく、劣化が激しいものでした。また、偽札が作られる事件が後を絶たず、政府は困っていました。
そこでこれらの問題を一気に解決するために洋紙ではなく和紙を原料とした紙幣を偽札防止の対策をしたうえで発行する事が決まります。こうして誕生した紙幣の一つが「改造紙幣」でした。
改造紙幣は2つに分類でき、額面が高く、神功皇后が描かれているものに「改造紙幣 神功皇后」という名称が、額面が低く、神功皇后が描かれていないものには「改造紙幣 大蔵卿」という名称がそれぞれ付けられました。
「改造紙幣 大蔵卿」はその額面によって買取金額が異なっています。
20銭のもので3,000円から5,000円、50銭のもので30,000円から100,000円の買取金額がついています。
通常の質のものですと50銭のもので30,000円から50,000円程度ですが、ほとんど見られない未使用に近い50銭の額面紙幣が見つかった場合にはその買取金額は10万円近くにまで跳ね上がる可能性があります。
もし見つかった場合にはきれいな状態で保管したうえで買い取りにのぞむようにしましょう。
『改造紙幣 大蔵卿』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,専門の古銭買取業者に査定してもらう
旧紙幣はプレミア価値のついた種類がたくさんあり、最近の紙幣でも紙幣番号によってはいい買取価格となります。
しかし金券ショップや一般のリサイクル店で買取りをすると希少価値の高さが判断できず、プレミア価値をつけてもらえない可能性があります。
旧紙幣は専門の古銭買取業者に査定してもらうのが一番です。
2,損をせずに売るなら2社以上で査定
希少価値の高い旧紙幣だったとしても、実際は買取業者によって査定額に差があります。
特に価値が高い紙幣の場合、業者によって倍以上の差が出ることも珍しくありません。損をしないためにも複数社の査定がおすすめです。
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