レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | お宝級 |
素材 | 紙 |
発行年度 | 1891年 |
「改造兌換銀行券100円札」は1891年(明治24年)から1939年(昭和14年)のおよそ48年間にわたって発行されていた紙幣です。
図案には中大兄皇子とともに大化の改新を成し遂げた藤原鎌足の肖像画が描かれています。
彼はもともと中臣という苗字でしたが、亡くなる直前に天智天皇(中大兄皇子)から「藤原」という姓を貰いました。これにより彼は現在まで続く藤原氏の始祖となりました。
額面と肖像画を囲むようにして描かれている縁取りが一見するとメガネのように見えることから「めがね」という愛称でコレクターたちの間で親しまれています。
そのもっとも大きな特徴はそのサイズです。縦が130ミリ、横が210ミリであり、その大きさは日本で発行された貨幣の中でも最大規模の大きさを誇っています。
この貨幣が発行される3年前から「旧兌換銀行券 大黒札」が発行されており、これには100円の額面を持つものもありました。
しかしこの貨幣は非常に虫に食われやすい紙質であり、流通・使用していく過程の中で大変劣化が激しいものでした。
そこで原料を変えて虫に食われにくいものを発行することになり、誕生したのが「改造兌換銀行券100円札」でした。
「改造兌換銀行券100円札」はその発行期間は長かった半面、現存しているものがほぼありません。1946年の段階での未回収は90枚ほどでしたが、そこから70年以上たっているためそれよりは確実に減っていると思われます。
発見された場合すぐに博物館に行くというレベルで希少な貨幣です。そのため現状で1000万円以上の買取金額になることが予想されます。
もし本物を発見することができれば保存状態に関わらず古銭の世界での大発見になるでしょう。
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