レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銀87% |
発行年度 | 1860年 |
「改三分定銀」(あらためさんぶさだぎん)は江戸時代の1859年から1860年に流通した貨幣です。
日米修好通商条約が調印されて日本とアメリカの間で貿易が行われるようになると、日本の貨幣と外国の貨幣のレートの調整が行われました。
この時に設定されたレートはアメリカにとって非常に有利なレートであり、日本はこれを渋々受け入れる形になってしまいました。
しかしこのことに対してどうにかしたいと考えた日本人はレートを少しでも改善するべく安政二朱銀を発行しました。
しかしこれはアメリカの代表であるハリスから激しく抗議を受け、わずか22日で発行中止になってしまいました。
ハリスはこの抗議の際に「もし作ることができないのであれば洋銀に三分という刻印を打って発行せよ。」という内容を伝え、それをもとに作られたのが「改三分定銀」でした。
当時日本国内では洋銀の価値は国内の価値に比べると非常に低いものであると考えられており、額面が三分であるこの貨幣を両替しに行っても三分以下の価値しかないと言われてしまうことが多かったと言います。
それどころか三分で両替させようとするのであればそもそも両替を拒否されるという事態まで発生しました。
この様な事情から洋銀に刻印を打って再利用するというこの貨幣は半年もたたないうちに発行を中止になってしまいました。
「改三分定銀」には1枚につきおよそ100,000円から700,000円の買取金額がついています。
この時に流通したものの多くはメキシコの8レアル銀貨でしたが、その発行年度や種類によって買取金額は異なっています。
細かい部分は素人が見て判断をすることは難しいのでぜひプロの鑑定士に鑑定を依頼したい1枚です。
『改三分定銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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