レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銅 |
発行年度 | 1606年 |
江戸時代始まってすぐに発行された慶長通宝です。
日本では平安時代以降、国が一般庶民が使用する流通貨幣を製造していませんでした。永楽通宝など大陸からの銅銭や、豪族などがそれを模倣した貨幣しかなかったのです。
しかしようやく国家として発行した流通貨幣であり、その点において慶長通宝は歴史的価値が高いと言えます。
幕府が出した正式なお金と述べましたが、実はそれを証明するような書類等は確認されていません。ただいくつかの記録から、そのように判断されています。
慶長通宝の中は細かく分けると二種類あり、一つ目は江戸や京都などの都市部で使われていたもの、二つ目は九州などの都心部から遠く離れた地で使われていたものに分けられます。
都市部で使用されていた慶長通宝は、比較的高品質なものでありましたが、郊外で使われていたものは形も小さく品質もそれほど良くなかったようです。
江戸や京都など都市部で発行・鋳造されてはいたものの、この都市以外にも大阪の堺で慶長通宝が発見されていることから、経済も発展していた大阪での鋳造説も濃厚だそうです。
また新しい時代が始まったばかりであったり、私的に造られたものが出回ったりするなどして、価値ある貨幣である一方使われた地域は限定されていたようなので、まだまだ謎多き貨幣と言えますね。
そんな慶長通宝の買取金額ですが、前述した江戸・京都中心で使われていた良質なものなら、おおよその目安で約5万円は見込まれます。
逆に郊外で使われていた荒っぽい貨幣は、1,000円から良いものなら1万円くらいにはなるでしょう。
この二つの違いはやはりプロにお任せする方が確実なので、買取に出す際は出来るだけ貨幣専門店に持っていく方がおすすめです。
『慶長通宝』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。