レア度 | ☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銀80% |
発行年度 | 1620年 |
「慶長豆板銀(けいちょうまめいたぎん」は1620年(元和6年)ごろから鋳造・発行されていた貨幣です。
量目はおよそ5グラムから7グラムのものが多く見られましたが、決まってはいません。一番量目が低いものは1グラム程度しかないものも見られ、この種類のものは「露銀」と呼ばれています。
主に慶長丁銀が流通していた西日本や大阪で多く見られる貨幣であり、江戸には流通しませんでした。
この貨幣が発行された当時は江戸時代が始まって間もない頃であり、幕府は国をまとめ上げるために様々な制度を整備していました。
その一環として作られたのが武家諸法度です。これによって各地の大名は参勤交代を義務付けられ、自らの領地と江戸を2年間隔で往復することになりました。参勤交代によって多くの大名は大量の費用を使う事となり、幕府には歯向かう資金を失っていきました。
また、制度作りは武士社会だけにとどまらず、公家社会にも様々な制限を加えました。公家はもっぱら学問をするものであるとし、武芸をする必要はないと定めました。
これらの制度を整備したことにより、各方面に幕府が力を持つようになりました。
「慶長豆板銀」には1枚につきおよそ2,000円から50,000円の買取金額がついています。
希少価値が低く、なおかつ質の悪いものでは数千円程度の価値しかありませんが、もし大黒極印のものであった場合にはその価値は跳ね上がり、数万円以上になることが期待できます。
その中でも両面にこのタイプの極印が施されていた場合、数十万円の価値になることもあります。
慶長豆板銀は非常に細かく分類されているので売却の際には専門家に鑑定してもらうようにしましょう。
『慶長豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。