寛政南鐐二朱銀
レア度☆☆
買取価格少し高い~高い
素材銀97.8%
発行年度1800年

「寛政南鐐二朱銀」は1800年(寛政2年)から1824年にかけて鋳造されていた古銭です。

明和時代にも南鐐二朱銀は発行されていましたが、これによって銀相場が高騰するという問題が生じてきてしまいます。

それの対策として幕府は明和南鐐二朱銀の鋳造をいったん取りやめて丁銀の製造を再開しました。

しかし一両当たりに含む銀の含有量が非常に多かったため、今度は幕府が財政難に陥ってしまいました。

そこで幕府は1800年に南鐐二朱銀の鋳造を再開しました。1800年以降に作られた南鐐二朱銀が「寛政南鐐二朱銀」です。

明和時代に作られたものと、寛政期以降に作られたものとで量目は変わらず、品位にも差は見られません。大きさは質はほぼ同じものだといっても差し支えはなく、この2つの南鐐二朱銀は合わせて「古南鐐二朱銀」とも呼ばれています。

寛政南鐐二朱銀を鋳造することを決めたのはその当時の老中であった松平定信でした。彼はその前に政治の実権を握っていた田沼意次の政治を批判し、田沼の方針とは反する政策を行っていきました。

商業の発展を求めていった田沼の政治に対して、松平定信は緊縮財政を行う事で幕府の財政の安定化を図りました。

しかし彼の改革は役人のみならず庶民にも質素倹約な生活を強要してしまったことや朱子学以外の学問を禁止するなど思想の統制を厳しく図ったことから庶民には受け入れられることがなく、反発を招いてしまいました。

こうして彼の改革は結果的には失敗に終わってしまったのです。

「寛政南鐐二朱銀」には1枚につきおよそ10,000円から25,000円の買取金額がついています。

明和期に発行されたものに比べるとその買取金額は総じて低めに設定されています。

『寛政南鐐二朱銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

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