宝永永字豆板銀
レア度☆☆☆☆
買取価格高い~非常に高い
素材銀40%
発行年度1710年

「宝永永字豆板銀」は江戸時代中期の1710年から発行された豆板銀です。宝永永字丁銀と同じ年代に発行されたものであり、共通したデザインと特徴を持っています。

品位は銀がおよそ41%、銅が59%でした。

1710年前後の時代の日本は富士山の噴火や関東地方における大震災、さらには火事など様々な災害に悩まされていました。

これらの復興事業には非常に多くの費用を要したため、その費用を補填するために発行されたものです。

1703年に起こった元禄地震は江戸時代に起こった最大規模の地震で、そのマグニチュードは8.1にも及びました。この地震による死者も6700人を超えたと言われており、その被害の大きさを物語っています。

この地震によって火災も起こり、小田原城は天守閣が焼失してしまうなど壊滅的被害をこうむりました。

地震単体の死者は上記の通り6700人でしたが火災を含めた場合には20万人を超えていたと推測されています。

また、この豆板銀が発行される3年前に起こった宝永の大噴火(富士山の噴火)では関東一帯に火山灰が降り注ぎ、特に農業が大きなダメージを受けました。

中でも小田原藩はもはや自力での復興は不可能な状態にまで陥ってしまい、幕府の力を借りることになりました。

その被害の規模は相当のもので、小田原藩で再び農業がおこなわれるようになったのは地震が起こってから約100年近くたってからのことでした。

「宝永永字豆板銀」には1枚につきおよそ100,000円から500,000円の買取金額がついています。

豆板銀には様々なサイズのものがあり、その大きさによっても買取金額が変わってきます。また、発行されてから約300年が経過していることから豆板銀の状態にも左右されます。

『宝永永字豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。