レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い~お宝級 |
素材 | 銀41.6% |
発行年度 | 1710年 |
「宝永永字丁銀」は1710年(宝永7年)から1711年(正徳元年)のおよそ1年間鋳造・発行された貨幣です。
宝永期にはこれ以外にも数種類の丁銀が鋳造されていましたが、それらとの差は貨幣の両端に「宝」という文字があり、その間に「永」という文字が刻まれていることになります。
「永」の字の有無によって同時期に発行された他の貨幣と見分けることができます。
また、宝という文字の一部である「玉」という文字の縦棒の部分がうかんむりを飛び出る形になっていることも特徴として挙げられるでしょう。
幕府の在仙南を象徴するかのようにその品位はさらに低いものとなり、銀の含有率は41.6%にとどまります。
1700年代初頭の日本は関東地方・東海地方における大地震や富士山の噴火や火事といった自然災害に次々と見舞われており、それらの復興事業をしなくてはならなかったため、慢性的な財政難に陥っていました。
この貨幣を鋳造したことによって得られた出目(鋳造利益)は宝永の大火の復興資金として用いられました。
「宝永永字丁銀」には1枚につきおよそ250万円から500万円以上の買取金額がついています。
鋳造量が5816貫と非常に少ないことに加えてその発行期間も短いことから非常に希少価値が高く、高い買取金額がつきやすくなっています。美品であれば500万円を超えることもあります。
この貨幣には祝儀用・贈答用として使われていた12面に極印がついたものや、両面に大黒像が描かれているものがいまだに発見されていません。
もしそれらの種類のものを発見できた場合には日本で初めての発見となり、想像以上の買取金額がつくことが予想されます。
『宝永永字丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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