レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銅 |
発行年度 | – |
「宝永四ツ宝丁銀(ほうえいよつほうちょうぎん)」は1711年(正徳元年)から鋳造・発行されていた貨幣です。
宝永期ではなく正徳年間に発行されたものですが、その性質は宝永期との共通点が非常に多いため、「宝永」の名前を冠しています。
貨幣の名前にあるように表面に4つの「宝」の極印が施されているのが最大の特徴で、それによって同時期のほかのものと見分けることができるようになっています。
当時勘定奉行であった荻原重秀は直前の改鋳によって大きな利益を得たことに味を占め、再び品位を下げたものを発行することを計画しました。
特に彼はお金は瓦でもよいと述べており、大事なことは幕府や国家がお金であると認める事であると考えていました。
お金そのものに価値を見出さないという考え方は、現在の名目貨幣の考え方の基礎となりました。
宝永四ツ宝丁銀の品位は銀が20%。銅が80%となっています。発行されるたび、だんだんに品位が下がっていきました。
その結果、宝永期に繰り返し行われた改鋳で合計350万両の利益を得ることに成功しました。
改鋳のたびにその銀含有量が下がっていったため、銀の価値も落ちる事となり、ひどいインフレーション(物価上昇)が起こります。特に当時から主食であった米の高騰はいちじるしく、商人たちの資産価値も同時に落ちてしまいました。
それによってそれまで大阪を中心とした上方は商人を中心とした発展を遂げていましたが、それは終焉を迎えました。
「宝永四ツ宝丁銀」には1枚につきおよそ300,000円から600,000円の買取金額がついています。
売却を考えているならば複数の業者に鑑定を依頼したうえで売ることをおススメします。
『』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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