レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銀50% |
発行年度 | 1706年 |
「宝永二ツ宝豆板銀」は宝永丁銀と同じく1706年から1710年までの期間に鋳造・発行された貨幣です。
この貨幣は様々な種類に分けることができ、「寳」という文字や大黒像の周りに「宝」という字が入っている「廻り宝」を普通のものとして、「宝」という文字が小さく一か所に集まっているものを「群宝」、大きく「宝」という文字が記載されているものは「大字宝」と呼ばれています。
大黒像が描かれているかどうかによっても価値が大きく分かれ、あるものはないもののおよそ2倍の相場で取引されています。
同じ貨幣にもかかわらず大黒像の有無に差があるのは大黒像が描かれているものは贈答用として用いられた特別なものだからです。
この貨幣が発行されていた1707年には宝永の大噴火が起こりました。日本の歴史上最後に富士山が噴火したのはこの時であり、およそ2週間もの間噴火しました。
この噴火が起こる49日前には富士山の付近で大地震が起きており、その影響によって引き起こされたものだと考えられています。
この時溶岩による被害は少なかったものの、火山灰は広い範囲に散らばったため、被害が大きくなりました。この時の被害の規模は、現在様々な火山災害を予測するのにつかわれています。
「宝永二ツ宝豆板銀」には1枚につきおよそ20,000円から300,000円の買取金額がついています。
他の丁銀と同様に、どの種類のものかによって買取金額が変わり、特に「大字宝」、「群宝」には10万円以上の買取金額がつきやすくなっています。また、両面に大黒像が描かれているものも希少価値が高く、値段が上がりやすいです。
江戸時代にあった貨幣の中でも価値の高い種類になるのでそれだけ贋作も多く作られています。本物かどうかを正しく見分けるためにも一度専門の業者に見てもらいたい1枚です。
『宝永二ツ宝豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。