レア度 | ☆☆☆☆☆ |
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買取価格 | 非常に高い~お宝級 |
素材 | 銀50.7% |
発行年度 | 1710年 |
「宝永二ツ宝銀(ほうえいふたつほうちょうぎん)」は1706年(宝永3年)から1710年(宝永7年)のおよそ4年間にわたって発行・鋳造されていた貨幣です。
元禄丁銀を発行した際に、銀含有率の引き下げ幅が小判における金の含有率の下げ幅よりも小さかったことが原因で銀の価値が相対的に上昇し、銀の価格が高騰する事態に陥りました。
銀価格が高騰することは金の価値が下がってしまうことに繋がり、江戸が他の地域からものを仕入れる場合に値段の高騰が起こっていました。
それによって結果的に江戸の物価高騰を招くことを危惧した幕府は銀の品位をさらに下げた丁銀の発行を決めます。こうして品位は銀50%・銅50%となりました。
さらに当時の社会情勢は大変厳しいもので、1657年に起こった明暦の大火の復興事業に大量の資金を必要としており、さらに1703年には元禄地震が起こったことによりさらに復興が必要となりました。
これらに使うお金を幕府は自力で捻出することができず、新しく貨幣を鋳造する際の改鋳利益を得ようとしていました。
この時代が運が悪かったのか、その他にも富士山の大噴火や地震といった自然災害が立て続けに起こっていました。
それまでに作られた丁銀との大きな違いは「常是」と書かれた極印がないことです。当時打ち印を担当していた大黒常是が当時罷免されたことにより、極印を押す人がいなかったことが原因です。
「宝永二ツ宝銀」には1枚につきおよそ100万円から400万円の買取金額がついています。
その発行期間の短さもあってか非常に希少価値が高く、買取金額も高額なものになっています。中でも12面に大黒があるものになれば200万円以上の価値を期待できることでしょう。
『宝永二ツ宝丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。