レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 少し高い~非常に高い |
素材 | 銀32% |
発行年度 | 1710年 |
「宝永三ツ宝豆板銀」は宝永7年(1710年)に鋳造・発行された豆板銀です。
これの前に発行されていた「二ツ宝銀」と非常に良く似たデザインをしていますが、「宝」という字の極印で「玉」の部分の縦棒がうかんむりを突き破っているのが特徴的です。
また、底辺となる横棒の両端が跳ねているので、そこで見分ける事もできます。
品位は明治時代に入ってから造幣局が細かい分析を行った結果、金が0.08%、銀が32.65%、銅や鉛といった他の成分が67.27%であると判明しました。
この時代に発行された丁銀や豆板銀は改鋳利益を得る目的で発行されるたびにその品位が落とされています。この豆板銀も例外ではなく、「銀」という名前がついていますがその含有量は銅よりも少ない約32%にとどまりました。
この時代に入って品位を毎回下げるざるを得なかった背景には、度重なる自然災害があります。
甚大な被害を受けた地域を復興するためには莫大な資金が必要でした。当初は金山や銀山を新たに開拓することを目指していましたが、それは現実的にできなかったため、やむを得ず改鋳の際には毎回品位を落とすことになってしまったのです。
「宝永三ツ宝豆板銀」には1枚につきおよそ50,000円から150,000円以上の買取金額がついています。
豆板銀の種類によってその価値は大きく変化し、通常のもので50,000円、そのほか希少価値の高い種類になると10万円を超えてくるものも数種類あります。
この時期に発行された豆板銀は発行時期は異なっていても種類によってそっくりなものもあり、さらにその中でもどの種類なのかを素人目に見分けることはかなり難しいので、一度プロの鑑定士に見てもらってお持ちの豆板銀の価値を確認してみるとよいでしょう。
『宝永三ツ宝豆板銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。