宝永三ツ宝丁銀
レア度☆☆☆☆☆
買取価格非常に高い~お宝級
素材銀41.6%
発行年度1710年

「宝永三ツ宝丁銀」は1710年(宝永7年)から鋳造・発行された貨幣です。

江戸時代に発行された丁銀の一つであり、重さによってその価値が決まる秤量貨幣でした。宝永年間に入ると繰り返し貨幣の改鋳が行われ、わずか5年の間に4種類が発行されています。

いずれも見た目はよく似ていますが、宝永三ツ宝丁銀はその表面に「宝」の極印が3つ入っていることが特徴として挙げられます。

ただその極印がある場所は大黒像があるかどうかなどによって異なっており、またさらにいくつかの種類に分けることができます。

品位は銀がおよそ32%、銅がおよそ68%それまでのものよりもさらに低くなっています。

永字銀が発行されてまだ1か月もたたないうちからそれよりもさらに品位を下げたものを改鋳する事が決まり、作られた丁銀です。

鋳造量自体は少なくはなかったものの、発行期間は1年ほどだったため、市場に十分に出回る前に回収されてしまいました。

そのためか現存する枚数は永字銀に次いで少ないものになっており、希少価値が高い貨幣となっています。

貨幣が発行されていた期間には江戸時代一番の悪法と言われる生類憐みの令が廃止されました。行き過ぎた動物保護に目が行きがちなこの法律ですが、実際には「生類」の中には捨て子や病人も含まれていました。

廃止されたのは動物に関する部分が大半であり、捨て子や病人に関する条項は江戸時代の最後まで残っています。

「宝永三ツ宝丁銀」には1枚につきおよそ1,500,000円から5,000,000万円の買取金額がついています。

上記で述べたように現存するものが大変少なく、コレクターには人気の高い1枚と言えます。特に両面に大黒像があるものは数百万円以上の価値があると言えるでしょう。

『宝永三ツ宝丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。