レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 金83.40% |
鋳造年 | 1710年~1714年 |
重さ2.33gの小さな一分判金になります。
~1710年まで鋳造した元禄一分判金は金品位が低く耐久性がよくなかったため、幕府は高品位の金貨を検討しました。
しかし金の産出量も減っていたため、それまでの一分判金より大幅に小型化し、その替わりに金品位を高くした宝永一分判金が発行されました。
また富士山噴火や宝永地震など自然災害が相次ぎ、幕府の財政支出を立て直すためにも、出目獲得のため元禄一分判金を回収して宝永一分判金を使用させるようにしました。
幕府は実質的に1枚あたりの金の含有量を減らせたので財政難を回復できましたが、事実上価値の低い金貨が出回ったことで物価が上がりインフレが進みました。
宝永一分判金は1710年~1714年(宝永7年~正徳4年)の期間使用されることになります。
たくさんの種類があるので、これらには年代印という打ち印がきちんとされていて、元禄一分判金には『元』の文字、宝永一分判金には『乾』の文字が打たれています。
『乾』の文字は、別名の『乾字一分半』からきているのだと考えられます。年代印の打ち印は二分判金も同じで、必ず打たれるようになっています。こういった点は現代と変わらず記載があります。
宝永一分判金の買取価格は50,000円~100,000円になります。
また一分判金には逆打ちというものが存在しています。逆打ちとは、裏面などの刻印が通常の物と違い、逆さまに打たれている物です。
逆打ちの場合は通常の倍ほどの買取価格になります。20万円以上になる場合もありそうです。
金額は大体35万から80万で、普通の宝永一分判金に比べると倍以上の金額で引き取られています。
ヤフオクやメルカリなどのネットオークション等でも買い取ってもらうことは可能ですが価格のリスクは大きいと思います。
始めから古銭の専門買取業者に見てもらうのがベストです。
見てもらう際に素手で触るのではなく、必ず手袋等をして汚れ等がないかも確認し、もし汚れを発見した場合は傷がつかない程度に乾いたタオルで拭きます。
すぐ見てもらう事が出来ない場合は、酸化を防ぐために密閉してから保管することをすすめます。
『宝永一分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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