レア度 | ☆☆ |
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買取価格 | 普通~少し高い |
素材 | 金20.9% |
発行年度 | 1856年 |
「安政二分判金」は1856年(安政3年)から1860年(万延元年)にかけて日本で発行された古銭です。
量目は5.62グラムとなっており、品位は金209:銀791でした。およそ350万両分製造されました。
安政二分判金が発行された時代、国内は混乱のさなかにありました。
1853年にペリーが来航して以来、日本は開国の動きを見せており、この古銭が発行される以前の1854年には日米和親条約が締結されました。これによって下田と函館が開港し、実質的に鎖国は終了しました。
日米和親条約は貿易を許可する条約ではなく、あくまでも日本の近海にきたアメリカ船を補助するためのもので、日本の港を経由して物資や燃料を受け取るという内容のものでした。
アメリカはこの内容だけではなく、日本との貿易に向けた交渉に入ります。その結果、この古銭が流通していた1858年に日米修好通商条約が結ばれます。
この条約自体はアメリカとだけ結ばれたものでしたが、欧米諸国もこの流れに便乗する形で次々と条約を調印させていきました。
アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、ロシアと結んだこれらの条約は合わせて「安政の五か国条約」と呼ばれています。
日米修好通商条約によって、先に開港されていた2つの港に加えて横浜、長崎、新潟、神戸の4つの港を開いてそこで自由貿易を行う事になりました。
この取り決めによって日本は明治時代以降、外国の文化を急速に取り入れて発展していくこととなりました。
「安政二分判金」には1枚につきおよそ5,000円から10,000円の買取金額がついています。
また、逆打のものであれば30,000円から70,000円の買取金額がつくこともあります。
『安政二分判金』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう
古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。
しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。
古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。
2,高く売るなら2社以上で査定
古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。
1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。
そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。
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