レア度 | ☆☆☆☆ |
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買取価格 | 高い~非常に高い |
素材 | 銀13.5% |
発行年度 | 1859年 |
「安政丁銀」は1859年(安政6年)から1865年(慶応元年)までのおよそ6年間にわたって鋳造・発行された貨幣です。
この丁銀が発行される前年に日米修好通商条約が調印されたことによってアメリカとの貿易が始まります。
この貿易において駐日大使のハリスは同種同量の交換を要求し、日本はこの条件を飲んでしまいました。1ドル銀貨が26グラム、一分銀がおよそ8.6グラムだったため、1ドル銀貨1枚につき3分というレートになりました。
しかし当時の日本は非常に銀の価値が高く、少ない銀で金を買う事が可能な状態でした。
その結果、1ドル銀貨を3分に変えたのち、その3分を今度は金に両替、そしてその金をさらに銀貨に両替することによって3ドルにすることが可能でした。
もともと1ドルだったものを両替を繰り返すことによって3ドルにすることができたことによって日本からは大量の金と銀が流出してしまいます。
これに危機感を覚えた幕府は銀の流出を抑えるため、重さはそのままで銀品位を下げた安政丁銀を発行することにしました。
その品位は銀が13.5%と天保丁銀のおよそ半分の含有量になっています。
安政丁銀には安政期に発行されたことを示す「政」の極印が両端に施されているのが特徴です。一方で同時期に発行された安静小判には「正」の字が施されています。
「安政丁銀」には1枚につきおよそ20,000円から300,000円の買取金額がついています。
もともと安政丁銀は硬貨としては簡易なつくりになっており完成度は高いものではありませんでした。
それゆえ大陸で作られた贋作も数多く存在し、多少雑に作られたものであっても見分けることは難しくなっています。
『安政丁銀』を損せず高額買取してもらう方法とは?
1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう
穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。
そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。
経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。
2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定
買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。
例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。
そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。
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