安政一分銀(新一分銀)
レア度
買取価格普通~少し高い
素材銀87.3%
発行年度1859年

「安政一分銀(新一分銀)」は1859年(安政6年)から1868年(明治元年)までの9年間鋳造されていた古銭です。

安政一部銀が発行される前年に日米修好通商条約が締結されました。

これによって日本の小判を入手するための前段階として一分銀を入手したがる外国人が殺到し、大量の一分銀が海外に流出しました。

そのため貿易を行っていた市中を中心に一分銀が不足する事態が発生しました。

この状態を解決するために一分銀を増鋳することが求められたものの、銀が不足していたため両替によって手に入っていた洋銀で安政一分銀を作ることとなりました。

この提案をしたのは初代駐日アメリカ大使だったハリスであり、幕府は彼の要求を飲む形となりました。

こうして完成したこの古銭の量目は8.63グラム、銀含有率は87.3%でした。これは洋銀と同じ品位のものとなっています。

この通貨の鋳造によって、銅品位の洋銀との交換が可能になってしまったため、さらに日本の小判(金)の流出を促す結果となってしまいました。

「安政一分銀(新一分銀)」には1枚につきおよそ2,000円から10,000円の買取金額がついています。

種別が多いことが特徴で、「土」の第二画が長い中柱座や「一」に筆の玉ができた玉一という種類であれば買取価格は15,000円程度、

またこの古銭には表面と裏面に桜の花びらを半分にした模様がついており、それが周りのどの部分についているかによってその種類と評価金額が変わってきます。模様次第で数万円になることがあります。

特にこの花びらの模様がないものは大変珍しく、いまだ未発見の種類も中には存在します。もし花びらがないものを持っている場合にはその買取価格は100,000円を超えることが十分に期待できます。

また、花びらの位置による差異は本当に微々たるもので、素人が見たとしても到底判別が出来るものではありません。必ず専門の鑑定士に鑑定を頼むようにしたい1枚です。

『安政一分銀(新一分銀)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な買取業者で鑑定してもらう

古金銀は古銭の中でも鑑定が難しい種類になります。1つの種類でも、刻印された書体は数十などに分類され、買取価格も変わってきます。

しかし一般的な中古買取店で査定をすると、価値の高さを判別できない可能性があります。そのため希少価値が高くても、安い買取価格になる可能性があります。

古金銀は経験豊富な古銭買取業者に依頼するのがおすすめです。

2,高く売るなら2社以上で査定

古金銀は高額買取りになる種類が多いです。そのため買取業者による査定額の差も大きくなります。

1枚で数千円の差や、枚数が多ければ2倍の価格差が出ることもあります。

そのため高く売るなら2社以上で査定をするのがおすすめです。

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