天聖元宝(真)
レア度
買取価格普通
素材
発行年度1023年

「天聖元宝(真)」は1023年に北宋で鋳造された穴銭です。

この時代の中国は北宋が治めており、この穴銭が発行された年に第4代皇帝である仁宗が元号を「天聖」と改名したことからこの名称になりました。

仁宗が皇帝になった当時、北宋は軍事力が非常に弱くなっており、対外的な危機を迎えていました。

この状況を打破するために北宋の常備軍の強化を図りました。国防を強める一方で周辺諸国に対しては貢ぎ物を積極的に贈るなど友好関係の構築を目指しました。

これらの政策には莫大な資金がかかってしまったために王朝は資金不足に見舞われてしまいました。そのためこれを解決するために民衆に対して重い税をかけることになります。

当時の北宋は国としての力は強くなっていった一方で、民衆からの不安や不満は募っていき、やがてそれは改革派の台頭へと繋がっていきました。

一方この時代日本では朝廷が発行していた皇朝十二銭の鋳造は既に終了しており、国内は深刻な銅不足に悩まされていました。そのためやむを得ず外国から銭を輸入することによって広く流通させました。

当時の天皇は後一条天皇であり、彼の母親は藤原道長の娘であった中宮彰子でした。まさに時代は摂関政治の全盛期であり、藤原道長は彼の摂政・関白として権力を思いのままにふるっていました。

「天聖元宝(真)」には1枚につきおよそ数十円から数百円の買取金額がついています。

皇朝十二銭の最後に発行された乾元大宝に比べるとその流通範囲は広く全国に及びました。それゆえに現存する数も非常に多く、その買取金額も低いものになっています。

売却の際には1枚単位ではなく何十枚か集めた状態で売りに行くことで多少買取金額が上がるかもしれません。

『天聖元宝(真)』を損せず高額買取してもらう方法とは?

1,経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらう

穴銭・丁銀・豆板銀は種類が多く、またわずかの違いでプレミア価値がつくなど、鑑定には高い鑑定力が必要となります。

そのため一般の中古買取店では正確な鑑定は困難です。高額になるレア穴銭であっても、数百円などで買取りされる可能性があります。

経験豊富な古銭専門鑑定士に見てもらうことが重要となります。

2,損をしない買取りのコツは2社以上で査定

買取価格はどの業者でも同じ査定額というわけではなく、価格は差があることが多いです。

例えば、一つの穴銭をプレミア古銭と判定しても、A社では20,000円、B社では40,000円と倍になることも珍しくありません。

そのため複数社で鑑定してもらうことが損をしないコツになります。

下記は、全国どこからでも買取可能な優良業者のみをランキング形式で比較しています。